ちょっと詳しい RICE処置
RICEとは応急処置の基本の4項目の頭文字をとったもので、スポーツをされている方でしたら、耳にしたことがあるかもしれません。
例えば、足をひねったとしましょう。 そのまま放っておくと、足首が腫れて、熱をもってきます。炎症を起こしています。 2・3日すると、くるぶしの辺りや足裏にかけてアオタン(青あざ)がでてきます。 これは内出血が原因です。 このような患部の腫れや炎症は回復に要する期間を長引かせます。
RICEの目的は、患部の腫れや炎症を抑え、内出血を最小限に食い止めることです。
足をひねった場合を例に、RICE処置の説明をします。
REST 安静にする
なんだと思われるかもしれませんね。できるだけ患部を動かさない。 でも、中にはどれくらい動かしたら痛いだろうとか考えて、動かしてみたくなる方いませんか? そんな方も、グッとこらえて次のステップへ。
ICING 患部を冷やす
決して温めないで下さい。
先程、RICEの目的を患部の腫れや炎症を押さえ、内出血を最小限に食い止めることと書きました。 温めるということは、これと正反対になります。文字通り「火に油を注ぐ」状態となり、回復を長引かせてしまいます。
冷やすには、氷を使います。 適当な量の冷蔵庫の氷にさっと水をかけて、ビニール袋か氷のうにつめて患部に当てて下さい。 氷の代用にアイスノン、保冷材を使われる場合は、凍傷を防ぐため、タオルを巻くなどして直接肌に触れないようにして下さい。
湿布では氷の代用にはなりません。
冷やす時間ですが、20分を目安にして下さい。 冷やした後は40分以上そのまま放置して下さい。これを日に何回か繰り返します。
もう少しだけ具体的に説明します。 時間の経過とともに、まずジーンとした痛みを感じる→暖かく感じる→ビリビリとしびれたように感じる→何も感じなくなる、と変化していきます。 何も感じなくなれば20分より早くても冷やすのは終了です。 ずっと冷やし続けるのもよくありませんので、20分を目安として下さい。
より効率的に冷やすために
- 最も効率よく熱を奪うのは0℃付近の氷といわれています。冷蔵庫の霜のついた氷をそのまま使わず、さっと水をかけてから使用するのは0℃に近付けるためです。
- 大きい氷より細かく砕いた氷の方が、患部に当たる面積を大きくすることができます。スーパーなどで生鮮食品の持ち帰りように細かく砕いた氷の袋詰めを用意していることがありますので、これを取っておいて使うのもいい方法だと思います。また100均でも細かく砕いた氷が作れるクラッシュアイストレーなどがあります。
- 氷のうに細かく砕いた氷と一緒に少し多めに水を入れると、より患部に当たる面積を大きくすることができるので、くるぶし周辺などの凹凸のあるところを冷やす際に有効です。
COMPRESSION 患部を圧迫する
患部を圧迫することで、内出血と血腫の形成を軽減します。 冷やすのと同時にできれば、なおいいです。

伸び縮みする包帯が巻きやすいと思います。
巻き方は、左の図を参考にして下さい。
たいていは、足をひねる場合、外くるぶしの方が内くるぶしよりも低い位置にあるため、内がえしにひねります。
足首を90度位、つま先が下がりすぎないようにしてから、小指側から巻いていきます。
巻く強さですが、決してきつく巻かないようにして下さい。
ELEVATION 患部を高く保つ
患部を心臓よりも高い位置に持ち上げます。 横になって足首の下に、枕やタオルを巻いたものを置きます。 患部を心臓よりも高い位置に持ち上げることで、患部に流れ込む血液、リンパ液の量が減り、心臓にかえる量が増えるので、腫れや内出血を軽減します。
RICE処置の効果
きちんとRICE処置ができていれば、2・3日で痛みがずいぶんやわらいでくるはずです。
負傷時にRICE処置をせずに、しばらくの間放置していて痛みや腫れが続いている場合は、もう少し痛みがやわらぐのに時間がかかると思いますが、RICE処置を行って下さい。
RICE処置を行っているのに、痛みが変わらないという場合ですが、負傷時よりも痛い箇所が明確になってきているのであれば、RICE処置を継続して行って下さい。
じっとしていても痛い、著しく腫れているなどの場合は必ず専門医を受診して下さい。
仮に骨折していて手術が必要な場合でも、著しく腫れている場合はその腫れのために手術ができないこともあり、応急処置としてのRICE処置は非常に重要です。
つつじ野接骨院・鍼灸院では、インターネットからのご相談を24時間受け付けています。
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